青梅市の内科、下奥多摩医院 高血圧や糖尿病を診療します

下奥多摩医院
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循環器内科
血圧脈波検査(ABI検査)

循環器内科

循環器内科では、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心臓弁膜症、心不全など心臓の病気を診療し、治療しています。

高血圧や高脂血症などの生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群をはじめとした心臓病の原因となる疾患の診断・治療を行い、病気の早期発見や予防にも力を入れております。胸が苦しい、背中が痛む、脈の異常、手足がむくむなどの症状を感じる方は、心臓病の初期症状の可能性が考えられます。不安な方はご自身で判断されず、まずはご相談ください。

高血圧症

高血圧症とは、収縮期血圧が140以上、もしくは拡張期血圧が90以上の状態を指します。年齢が高いほど高血圧が多く、50歳以上の男性と60歳以上の女性では60%以上、日本国内で約4,300万人(男性2,300万人・女性2,000万人)も有病者がいるといわれています。(高血圧治療ガイドライン2014より)

血圧とは、心臓が血液を押し出す力のことです。心臓の収縮により血圧が最高に達した時の血圧が最高血圧(収縮期血圧)、心臓に全身から血流が戻ってきたときの血圧が最低血圧(拡張期血圧)です。持続的に血圧が高いと血管に強い圧が加わり、血管が痛み硬くなってしまいます。これが動脈硬化です。血管は全身を駆け巡っていることから、高血圧により全身の血管が障害され、心不全、心筋梗塞、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、腎不全などにつながっていきます。

高血圧は、塩分の過剰摂取や運動不足、ストレス等からおこる本態性高血圧と、身体の中に血圧上昇の原因となる病気がある二次性高血圧にわけることができます。二次性高血圧の原因となる疾患は、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、腎動脈狭窄等があり、手術をする必要がある場合もあります。

また、高血圧の方は、糖尿病、高脂血症、肥満が合併していることが多いといわれています。生活習慣病も高血圧同様に症状からではなく、検査しないと気がつきにくい病気です。高血圧の症状は様々で、頭痛やほてりを生じる場合もありますが、多くの方は自覚症状がないため気づきにくいこともあります。適した診断をすることが治療の第一歩となります。症状がない方も、まずはご自宅や健診で血圧を測定し、お困りの際にはご相談ください。

高血圧の治療は①食事療法、②運動療法、③薬物療法が主にあげられます。薬物療法で血圧を十分にコントロールできない治療抵抗性高血圧という病態も疑われます。治療抵抗性高血圧の約80%に睡眠時無呼吸症候群が合併していることが明らかになっており、当院では睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングおよび治療も併せて行っております。睡眠時無呼吸によって生じている高血圧の場合、適した睡眠時無呼吸を治療すれば高血圧の改善も見込めます。(睡眠時無呼吸なおそう.comより)

また、高血圧は脳や心臓に大きな影響を与えるため、胸部レントゲン(心臓の大きさ、胸水<肺のお水>の有無の確認)、12誘導心電図(不整脈、左室肥大の確認)、心臓超音波検査(心臓の動きや弁膜症の確認)、頸動脈エコー(大動脈から頭部へ血液を送る血管の狭窄の評価)、ABI(下肢動脈の狭窄の評価)の検査を行っていくこともあります。心臓や脳への障害は突然発症しますし、発症した際は最悪、死に至る可能性もある恐ろしい病気です。さらに一命を取り遂げた場合も、後遺症に悩むこともあります。高血圧の治療をする目的は、重大な病気に罹患するのを予防することです。当院は血圧コントロールのみならず合併症予防にも力を入れております。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。大半の方が、寝ている間の無呼吸になかなか気づくことができないために検査・治療を受けずに見過ごされているといわれています。この病気は単に寝ている間に生じる無呼吸が睡眠の質を低下させるだけでなく、高血圧などの生活習慣病や、脳卒中、狭心症、心不全、不整脈の一因となり生命予後に影響を及ぼすことがわかっています。さらに、日中の眠気や集中力の低下から、居眠り運転による交通事故が増加したり、集中力や判断力の低下からうつ病を合併するというデータも報告されています。

睡眠時無呼吸症候群は肥満の方の病気と思われがちですが、日本人は欧米人と比べ顎が小さく呼吸が弱くなりやすいため、いびきや無呼吸をきたしやすいといわれています。また、患者さんの数は国内では約200~300万人と推測されていますが、実際にはもっと多くの予備軍の方がいるとされています。(睡眠時無呼吸なおそう.comより)

いびきは狭くなった気道を空気が通るときに周囲の組織が振動するため起こる無呼吸の重要なサインです。ご家族やパートナーの方からいびきの指摘をされている方、十分寝ているのに日中眠気を感じている方、眠りの質が悪いと感じている方は、一度検査を受けていただくようお勧めします。当院では、ご自宅でおこなっていただける睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を行っております。簡易検査の結果によっては、より詳しい検査のため専門医療機関に紹介し精密検査をお勧めすることもあります。

睡眠時無呼吸症候群と診断された方は、まずは肥満の解消や生活習慣の見直しを行うことが大切です。重症の方ではCPAP療法(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)やマウスピースが有効です。CPAP療法は、機械で圧力(陽圧)をかけた空気を鼻から気道に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法です。また、マウスピースは下顎を前方に少し出して、気道が狭くなるのを防ぎます。きちんと適したに治療できた場合には、無呼吸をほぼ正常域まで治療することが可能と言われており、実際に当院で睡眠時無呼吸症候群と診断された方がCPAP治療を開始し、日中の眠気が改善し、薬では下がりきらなかった高血圧が改善された方が多数いらっしゃいます。

自覚症状の感じ方や程度には個人差がありますので、日常生活を振り返ってみて気になる方は、お気軽にご相談下さい。睡眠時無呼吸症候群の検査、治療は健康保険が適用され、3割負担の方の場合、簡易検査で2,700円、CPAP治療で、月額で4,500円程度となります。

心房細動

心房細動は不整脈のひとつです。心臓は上下左右4つの部屋に分かれたポンプで、上の部屋を心房、下の部屋を心室といい、その中に電気の配線があります。本来、心臓は電気信号によって1分間に60~100回の速さで規則正しく動いていますが、心房細動では心房から1分間に300~500回もの速さで不規則な電気信号が生じます。この病気はすぐに命に関わることはありませんが、いくつか問題点があります。一つ目は心臓内に血液がよどんでしまうことで心臓の中に血液の塊「血栓」ができ、それが脳の血管に詰まって脳梗塞原因となることです。脳梗塞の約3分の1は心房細動が原因であるとも言われ、特に重症で後遺症の残る脳梗塞になる確率が高いと言われています。高血圧・糖尿病・心不全・脳梗塞の既往のある方、また高齢の方では、脳梗塞を予防するために血液を固まりにくくする薬の服用が必要になります。二つ目の問題点は、心不全の原因になることです。心拍数が速くなることで血液をおくるポンプとしての機能が悪くなり、息切れ症状や足のむくみを生じることがあり、適した治療できなければ命に関わる病態となります。レントゲン検査や血液検査で診断し、必要に応じ治療を行います。(心房細動治療(薬物)ガイドライン(2013年改訂版)より)

また、心房細動では、脈が乱れることで動悸や息切れなどをきたし、日常生活に支障が生じることがあります。この場合には、心拍数を抑える薬を使用したり、症状が強く出る場合には電気ショックを行い正常の脈に戻す治療を行うこともあります。また、近年では心房細動を根治的に治療するカテーテルアブレーション(カテーテルという細い管を心臓の中にいれて治療する)という治療も行われており、薬が効きにくい患者さんや根治治療を望む方に適応となる場面が増えています。

心房細動は年齢があがるとともに発症頻度が増加し、80歳以上ではおよそ10人に1人は心房細動があるといわれています。心房細動の原因は加齢だけでなく、高血圧、心臓弁膜症、心筋症、甲状腺疾患などがあげられ、これらの疾患があれば、一緒に治療を行うことが必要です。症状がなく健診で偶然みつかる方も多くいらっしゃいます。当院では採血検査、ホルター心電図、心臓超音波検査、胸部レントゲン等を用い、心房細動の原因検索および治療を行っております。(国立循環器病研究センター 循環器病情報サービスより)

心房細動は適した治療を行っていれば自覚症状が改善し、脳梗塞のリスクも減らすことが可能な病気です。健診で心房細動を指摘されたけれどまだ治療をしていない方や、「動悸がする」「胸が苦しい」「息切れしやすい」「ふらつきがする」などの症状でお困りの方は、一度ご相談ください。

狭心症・心筋梗塞

狭心症とは、心臓に酸素を送っている冠動脈に異常が生じ(動脈硬化、痙攣など)、血液の流れが悪くなるために生じる病気です。代表的な症状は、「階段を上ったり、歩いたり、重いものを持ったりした時に胸が締めつけられるが、休めば数分でよくなる」といったものです。その他、息切れ、背部痛、顎の違和感、動悸等様々な症状を呈します。糖尿病、高血圧、高脂血症、脂質異常症等、動脈硬化の原因となる生活習慣病の治療をされている方は動脈硬化が進行しやすいため、特に注意が必要です。狭心症を放置していると血管が完全につまってしまい、急性心筋梗塞に進行する可能性もあります。不整脈や心不全などを引き起こし、命に関わることも少なくありません。

当院ではまず詳細な問診、心電図検査、血液検査等を行い、必要があればホルター心電図、心エコー検査などで検査します。また、専門的な検査や治療を要する場合は、迅速に対応できる医療機関に紹介させていただきます。症状に心当たりのある方は、お気軽にご相談ください。

弁膜症

弁膜症とは心臓のポンプ機能を支えている心臓内にある「弁」という部分がうまく機能しなくなり、血液がスムーズに流れなくなる病気です。弁の開放が不十分な「狭窄症」、弁が完全に閉じずに血液が逆流する「閉鎖不全症」あります。いずれの弁膜症でも増悪すると心臓がポンプ失調をきたし、肺や全身に十分に血液を送れなくなり心不全に至ることがあります。

原因は一昔前まではリウマチ熱(溶血性連鎖球菌という細菌によっておこる感染症)の後遺症が原因でしたが、現在では生まれ持った弁の形状や動脈硬化や加齢に伴う弁硬化等が多くなっています。弁膜症の中でも高齢化に伴い増加している大動脈弁狭窄症という病気は、心臓の出口にある大動脈弁というところが硬くなり狭くなってしまうために、全身に血液がうまく遅れなくなってしまう病気です。初期は症状がでにくいことが多く、症状がではじめると急速に予後が悪くなり、狭心痛がでた場合の平均余命は5年と言われています。(公益財団法人 日本心臓財団HPより)

定期的に医師の診察や健康診断を受け、胸部レントゲン検査、12誘導心電図等で弁膜症が疑われた方は、心臓超音波で弁膜症の有無を評価することが大切です。弁膜症と診断された場合は、重症度により治療が異なります。お薬で症状を軽くすることは可能ですが、弁膜症自体はお薬で完治することはありません。進行し重症化した場合の弁膜症は、弁の交換や修理を行う弁置換術、弁形成術、カテーテルを用いての弁の手術を行います。合併症(心不全等)が出ないうちに治療をしたほうが身体的な負担も少なくなり、予後の改善が望めることから、手術時期を見分けることが重要になります。

軽症であれば自覚症状がないことも多く、診断が遅れることがありますので、健診で心雑音を指摘されたり、息切れなどの症状がある方は早めに精密検査を受けていただくとよいでしょう。お気軽にご相談ください。

心不全

心不全とは、心臓が悪いために息切れやむくみがおこり、だんだん悪くなり生命を脅かす状態のことです。心筋症や虚血性心疾患、弁膜症、不整脈、高血圧などが原因で心臓のポンプ機能が低下し、血液の循環がうまくいかなくなり、疲れやすさ、息切れ、動悸、足のむくみなどの症状がでます。心不全は癌に続き日本での死亡原因の第2位といわれています。特に高齢者の心不全では症状が現れにくく、診断が遅れると重症化しに命に関わることもあります。また、心不全の状態が長く続く慢性心不全は、完治することがなく、入退院を繰り返すことも多い病気です。

疲れやすい、息切れ、動悸などの症状に当てはまる方は一度検査を受けていただき、原因となる心臓病がないかどうか調べてみることをお勧めします。問診、胸部X線検査、心電図検査、心エコー検査、血液検査等で統合的に診断をします。症状の原因を丁寧に検索し、病態に合わせた治療をすることで、症状の改善、予後の改善を目指し治療をおこなっていきます。

心不全の治療は、その原因によって治療方法は様々で、急性心不全、慢性心不全によっても治療方法は異なります。一般的には、体内からの余分な水分を取り除き心臓の負担を軽くし、症状が進行するのを抑えるためにお薬で治療する薬物療法が主体となります。また、お薬以外の治療法である非薬物療法は医療技術を必要とするため、専門的病院での治療が必要になる場合も稀ではありませんが、身近な病気である睡眠時無呼吸症候群は心不全の発症や増悪に関わるといわれています。当院では無呼吸症候群の検査治療を行い、心不全の発症や再発予防に努めてまいります。また、外来で行える範囲の心不全治療は、丁寧に服薬指導を行い、患者さまの生活背景に即した適した治療をいたします。

閉塞性動脈硬化

下肢閉塞性動脈硬化症は、高血圧・糖尿病・高脂血症・喫煙習慣が原因で足の血管が動脈硬化をおこして狭くなったり、詰まったりする病気です。足への血流が悪くなることで、さまざまな症状が現れます。特徴的な症状としては「足の痛みやしびれ」で、初めのうちは特に歩行中に症状がでることが多いですが、進行すると安静時にも症状を感じるようになります。

この病気は、腰痛などの神経からくるしびれや痛みと区別が難しい場合があり、当院では診断のためにABI検査(動脈硬化の進行状態を調べる検査)をおこなっております。また、動脈硬化は全身で同時に進行するため、狭心症や脳梗塞などの病気の併発も多いといわれています。胸の症状や脳梗塞の症状がない場合でも、生活習慣病が複数あり動脈硬化のリスクが高い方、症状から閉塞性動脈硬化症が疑われる場合には、精密検査を受けたほうがよいでしょう。